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スマイル札幌店・店主の嶋貫です。

Author:スマイル札幌店・店主の嶋貫です。
昭和な時代を
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嶋貫智樹

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05月19日(金)

『ボクは昔、中華料理はラーメンとチャーハンしか知りませんでした』

ボクは田舎育ちでして、御飯のおかずは山菜が主でした。

わざわざ山に取りに行かなくても、庭に色々生息していますので、

すぐ新鮮な山菜料理を食べる事ができたんです。

今考えたらなんて贅沢な環境だ、と思われてしまうでしょうが、

子どもの頃のボクは、もっと違う、テレビに出てくるようなものが食べたかったんです。


そんなある日、おかあさんが、

トモキ!今日は中華だ、春雨だよ!食べたかったべ!

と、当時出たばかりの、マーボー春雨を作ってくれたんです。


やったー!と張り切って張り切って

宿題も何も終らせて御飯の時間を迎えましてね、

いっただっきまーーーーす!と早速マーボー春雨に箸をつけたんです。


どうだ、美味しいかい?とお母さん。


一口食べたボクは、あまりに食べなれていない食材のせいか、

なんかストロー食べてるみたい。

と言ってしまったんです。


IMG_9734.jpg

もちろん、どんなにお腹が空いていてもストローなんか食べた事ないんですが、

それを聞いたお母さん、

ああー!もうお前食わんでいいわ!

とお皿を取り上げ、

せっかく作ったのに、何よ!あーおいしい!あー春雨おいしい!

と、怒って全部食べてしまいました。


その日からボクの家の食卓には春雨が乗る事はありませんでした。



~こんな事言ったら思い出してしまって食えなくなるでしょ狂詩曲 第一幕 おわり~
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03月28日(火)

,『この春携帯電話をもつ君へ』

さて3月も末になりまして、新生活の準備を進めている方々も多いかと思います。

新生活、又は進学を期に携帯電話を持つ方も多いのではないでしょうか。


うちの店の奥の棚に、今ではまず見ることができない

IMG_7881 (1)

昔の携帯がありました。

今みたいなスマートホンでもガラケーと呼ばれるより前の

本当に最初の頃の携帯電話です。

IMG_7885.jpg

文字盤は今とたいして変わりはないかもしれませんが、

メールもアプリも無い時代、本当のホントに携帯する電話、

IMG_7884.jpg

この折り畳める形が携帯というのにピッタリだったのでしょうね、

これから瞬く間に広がって、今の薄い形になったんですよね。


~この春携帯電話をもつ君へ~


最初は面白くて面白くて沢山使うでしょう、それでいいんだ。

ボクらの時代もそうだった、

意味も無く用も無く、外出て歩きながら電話をしたもんだ。

そして莫大な通話金額の請求書来て給料全部ぶっ飛んだんだ、

今なら制限があるからそんな事も少ないでしょう。

もしもやらかしたら、次から二度と繰り返さない事が大事、

散々怒られて反省した後、気持ちを切替えて、いい経験したと思いなさい。


そしてくれぐれもメールやラインのやり取りには気をつけて。

去年からその辺の事で大騒ぎになっているからな、芸能人も、政治家も。


と、もっともらしい事をのたまったまま、

ボクの演説は終わらさせていただきます。おわり。
 
03月26日(日)

『初めてネクタイを締めた日』

先日、形が面白いものをお譲り頂ました。

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こちらなんですが、何かといいますと

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ネクタイピンと、

今はファッションが違いますから、あまりしませんかね、

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ネクタイピンば。


この時期になりますと、真新しい背広を着てか背広に着られてか、

先輩の後を付いて色々覚えていってる進入社員を目にします。


ボクもそんな時代があったんですよ。


一番困ったのがネクタイを締めることでしてね、

なんせ学生時代はジャージか学ランでしたからね、

まだブレザーだったら慣れてるかもしれませんが、

ボクらの地元の男子は高校卒業間近になったら

慣れない手つきで結構練習したものですよ。


いよいよ実家を出る日、背広を着てネクタイ締めましてね。

でもあまりに慣れてないから曲がってしまう、そんな時に婆ちゃんが、

これしたら一端に見えるぞ、とネクタイピンを付けてくれたんです。


記念にと家族それぞれで写真を撮りましてね、

連休の時とかに帰ったら、その写真が大事に飾られていたもんですよ。


これがボクの家だけではなく、友だちほとんどそうしていたみたいで、

いや、やる事考える事みんな同じなんだな、と笑ったもんですよ。


もう数十年前になりますが、今日が始めてボクが札幌に出た日、

外でタバコを吸いながら、

そういえばボクもそんな時期があったなあ、あの時の空もこんなだったなあ、

いかんな、ここは一つ、初心の戻らねばならんな、と思った春の日だったのでした。


ーおわりー
 
12月11日(日)

『マドラーに憧れて』

ボクは昔から、洋風のものに凄く憧れていました。

洋風といっても、スリッパ、ストロー、フォークとスプーンなど、

カタカナのものに凄く憧れていたんです。


ある日テレビでグラスに注いだ飲み物をかき混ぜるシーンを見ました。

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何のことはない、マドラーでカルピスをかき混ぜていただけなんですけどね、

ボクはそのシーンを見て衝撃が走りまして、

ああ、なんて美味しそうなんだ!ボクもかき混ぜたい!

と、そう思ったボクはお母さんに、

今日の晩御飯に混ぜる棒出して!ボクも混ぜてみたい!

そうおねだりしたんです。


きっとあの混ぜ棒とカルピスはセットでやってくる!

ボクはそう企んだんですけどね、


いきなり何を言うかと思ったら、変わった子だわ、

お母さんはそう言いながら、箸と一緒に

IMG_4381.jpg

このマドラー、いや正確には長いスプーンかな、

これを出してくれたんです。


さりとて普段の食卓にカルピスもジュースすらもあるワケも無く、

仕方なしにお味噌汁をかき混ぜていたのでした。


ほんっとに変わった子だわ、ほれ、そんなに混ぜたかったらこれ混ぜな!

と、生卵を出される始末。

こうじゃないんだ、きっとこうじゃないんだ、と子どもながらに思いながらも

おぼつかない手で黙して玉子を混ぜ続けたのでした、おわり。
 
10月24日(月)

『ちょっと大人に憧れて ~初めて着けた腕時計~』

子どもってのは、いつの時代も大人に憧れるものです。

実際大人になったら子ども時代に戻りたくなるものですが、

それでも子どもらにとっては大人ってものに憧れがあるものなんですね。

早く大人になりたいから、大人のものを身につける、

今なら携帯電話とかなんでしょうが、ボクらの時代では、

IMG_2876.jpg

腕時計を身につけるのが大人への第一歩でした。

各メーカーも子ども向けの腕時計を色々出していましたよね、

いや、このバンドがまた懐かしい!

そして時計の盤面、これがまたイイ!

IMG_2879.jpg

こちらはトムとジェリー!うわ!イイ!

そしてもう一つは、

IMG_2878.jpg

カウンタック!おお!これはもうその時代を象徴していますね!


ですが、このカウンタック、よく見たら、針が、

IMG_2877.jpg

なんかミッキーの腕のようなんですよね。

確かにこの時代、ミッキーの腕時計もありました、腕が針になっていました、

ですがこちらはカウンタック、どう考えても針が不自然、

いやカウンタックが不自然なのか?

いずれにせよコレ、どうせ子どもがするものだから、と

やっつけで作ったワケではあるまいな。

それが長年巡り巡ってうちの店に来たワケではあるまいな。


どうすんのよ、コレ。


しゃーない、俺が着けて歩くか。よし、一件落着!おわり。