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スマイル札幌店・店主の嶋貫です。

Author:スマイル札幌店・店主の嶋貫です。
昭和な時代を
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宜しくお願いします。

北海道公安委員会
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嶋貫智樹

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08月21日(金)

『酔拳を極めそこねた懲りない面々』

ボクは色々な方々に人生を教えてもらいました。


ボクが高校を卒業して最初に入った会社がタンス屋でした。

配送の業務でして、委託業者のトラックの運転手、助手の方々に

色々と大変お世話になりました。


朝荷物を積み込んで、夕方5時頃にみんな帰ってくるのですが、

決まってそこから宴会が始まるのでした。

poltuto 058

ボクらの会社の終わりは夕方6時、

終業まで一時間早いんですが一緒になってビールを飲んでいたのでした。

ワイワイとよくもまあ毎日お酒を飲んでいたのですが、

そろそろ今日もお開きとなる午後9時、

ある一人の強者が、そこからパチンコに行くのです。

なんでも酔拳で微妙なハンドルさばきが出来て当たりを引くらしいのです。


今日も俺の酔拳炸裂するかー!明日は俺様のおごりで飲みに行くかー!


そう言いながら夜には眩しいパチンコ屋のネオンに吸い込まれて、

次の日の朝は大後悔しながら会社にくるのでした。


いかんばよかった、いかんばよかった、俺の酔拳はまだまだ修行が足りないんだ。

poltuto 059

そう言いながらまた夕方にはお酒を飲んで、またパチンコに行くのでした。


まだ何事にも依存症という言葉が出来る前の、

全てにおいて依存症の人生の大先輩のオハナシでした、おわり。

 
08月20日(木)

『ぼくの先生はフィーバー ~今も残る指のキズ~』

ボクの左手の人差し指にはキズがあります。

中学生の時、ノコギリで材木を切っていたら気づかずに指まで切っていたんです。

とは言っても深いキズでもありません、ちょっと切って出血しただけなんですが、

当時のバカ中学生のボクはわざと大騒ぎしまして、

先生!このままでが生命の危機ですので職員室に行って治療してきます!

すると横にいた生徒会長も、

ぼく、心配だから付き添いしてきます!

と二人ニヤニヤしながら走っていったんです。


普通ケガしたら保健室にいきますが、

当時のボクらは必ず職員室に行っていたんです。

理由はただ一つ、事務のお姉さんが若くて可愛かったからなんです。


ボクらは職員室に向かう最中、

よし、これはお近づきになるチャンスだ!と、

生徒会長も、俺は何もケガしてないけど治療してもらうわと、

今考えたら職員室をなんだと思っていたのかわからないやり取りをしてました。


ドアにノックをして、開けたとたん、

うわあ、やられたー!ボクの指が!指が!早く、治療をお願いします!

と叫びながら事務員さんの元にいったんですよね。

ビックリした事務員さん、あらあらこれは大変だと、

救急箱を持ってきてくれて手当てをしてくれようとしたんです。


するとそこに事務員さんの上にあたる先生が、

どら、見せてみろ、なんだよ、

こんなもんでお前みたいのがどうかなるわけないだろ!

こんなもんツバつけとけば治る!

と言い放って、本当にボクの指にツバつけて刷り込んだんですよ。

そしてゴツイ手で適当に絆創膏を巻いて、

ほれ、授業の途中だろ、早く戻れ!と、

そのまま職員室から追い出されました。

ボクらは、ちくしょう作戦失敗だったな、と渋々教室に戻ったのでした。


その事務員の先生は、
ghazou_20150821125943da5.jpg
モアイ像みたいな顔をしていました。

今もこのモアイを見るたびにボクは指の古傷が、別にうずく事も無いんですが、

昔の学校なら、ボクらもボクらなら先生も先生だったな、と思うのでした、おわり。
 
08月19日(水)

『本当にあった、今考えたら怖いハナシ ~エロ本物語 バイバイ・みゆき座危機一発~』

夏も終わりになりますと、思い出すことがあるんです。

ボクが20歳そこそこの頃にあった本当のハナシです。

ボクは友だちジェイと、そのころは今より賑やかだった

札幌の狸小路に遊びに行きました。

田舎育ちでしたからね、賑やかなところに憧れていたんです。

とはいえどこに行くわけでもなく、あちこちの店をただブラブラしていたんです。

と、そこで二人して目に付いた場所がありました。

一件の映画館、名前はみゆき座、いわゆるエロ映画館です。

こんな感じの
poltuto 036
トゥナイトの山本晋也監督が言うところの
poltuto 037
大人の社会学の映画館なんです。

*中学生も見ている当ブログですので画像は最小にしました。

みゆき座、どうやらその日が最後の営業だったようで、

感謝の気持ちがこもった御礼の言葉も看板に書かれていたんですね。


ボクもジェイも散々アダルトビデオは見ていますが、

こういう映画館には入った事がないということで、

面白半分で入ってみることにしました。


中は思ったよりも狭く、こじんまりとした中でお客さんも少なく、

みんな禁煙のところでタバコを吸いながら、ワンカップ片手に

いい年こいたオバサンがセーラー服を脱がされるような映画を見ていました。


ボクらも一応一本は見たんです、ですが三本立てのスケジュール、

なんかつまらんな、これ以上見ても時間の無駄かな、

これならアダルトビデオ借りるか、もういいか、帰るか、

帰りにエロビデオ借りに行くか、借りるか!とジェイに言って、

よし出ましょと思ったその時に、あれ?と気付いたんですよ。


映画館の中、お客さんはまばらだったのに、

いつの間にかなんか囲まれているんですよ、ボクらの席の周りを。

なんだこれ?なんだこのオヤジども、邪魔くさいな、

と思いながら押しのけて帰りましてね、アダルトビデオを借りにいったんです。


次の日、会社の先輩にこのことをお話しましたらですね、

お前、どんな格好してた?と聞かれたんです。


その日はTシャツ一枚、それも当時流行っていたかなんかよくわからない、

肩までの短い袖をさらにめくってノースリーブみたいに着ていたんですね。


先輩が一言、

お前よく無事に帰ってこれたな、あそこはそういうヤツらの溜まり場なんだぞ、

Tシャツの袖をめくっているのがOKという合図なんだぞ、

たしかススキノの飲み屋のママに聞いたことわるわ。

と教えてくれたんです。


当時のボクの仕事はタンス屋でして、力仕事でなかなかごつかったんですよ。

それに加えて角刈りと、そしてTシャツの袖まくりと、

見る方が見たらいかにもって感じの姿だったんですよね。


あとから考えたらものすごく別な意味で怖くなってしまいました。

いやあ、無事でよかった、あの時エロビデオ借りにいってよかった!

その時ほどエロビデオに感謝した時はありませんでした、おわり。
 
08月18日(火)

『BE-BOP RETRO BLOG ~思春期整髪料物語~』

中学生ともなると、身なりに気を使うものです。

今はもっと早くオシャレしてる子ども達もいますが、

ボクの学校では主に中学生になったら何かと色気付いたものでした。


一番気にしたのが、髪型。

当時流行った髪型、みんなしてもみ上げがなかったり、

片側だけ立てたりと、それはもう気を使いました。

この頃、整髪料で頭角を現してきたのが、ムースなのです。

みんな泡を頭に馴染ませて色気付いた髪型をしていました。


ですが、ボクが付けていた整髪料は

MG5、このポマードを付けていました。

理由は単純でして、ビーバップでトオルとヒロシがノブオにオススメしていたからなんです。


それを見たボクは早速行動に出ました。

農協でMG5のポマードを買って、頭に付けて、よし!決まった!と、

勇んで学校に行きました。


するとどうでしょう、女子はこぞって、

なんかオジサンの匂いする、誰さ!ダサいの付けてるの!

と聞こえる様なヒソヒソ話をしている始末、

仲の良い友だちも、匂いを辿ったらやっぱりトモキか!

とちょされてしまい、わずか数日で付けるのを止めたのです。


当時みんなには、

やっぱ、角刈りにはポマードは似合わねえや!

と強がっていましたが、本当はこんな理由なのでした、おわり。
 
08月17日(月)

『44歳のクワガタ採り 番外編』

北海道では夏休みもそろそろ終わりでして、

あらやだ宿題などを慌ててやっていませんか?


以前ボクの地元でのクワガタ採りのハナシを紹介しましたが、

お蔭様でなかなか反響がありまして、本当にありがとうございます。


前に紹介した内容で、都会の子どもらには採ったクワガタを全部あげると、

ものすごく純粋ないい子どもたちだった頃を紹介しまして、

あまりにボクがイイ人のようになってしまったので、

今回は番外編ということで、こないだ地元であったオハナシを紹介します。


ボクが44にもなってクワガタ採りをしていたら、

電灯ではなく、
poltuto 002
近くの踏み切りに車が止まったんです。

どうやらそこにクワガタがいるかと思ったようで。

ボクはイイ人ぶって、そこにはいませんよ、と教えにいったんです。

すると、なにげにこんな会話が聞こえてきたんですよね。


ここでクワガタやカブト虫を採ったらいくらでうれるかなあ、と子ども。

結構いいおこずかいになるからしっかり探せや、とお父さん。


いやいや、今ならそんな感じでクワガタ採りですか、

せっかく良いポイントを教えようと思ったのに。


近づいて行ったらまた会話が耳に飛び込んできました。


それにしても、こんな田舎で何が面白いんだろうね。

そうだな、何もないのにな、ほら、それなんかカブトじゃね?


こんな田舎で悪かったな!大きなお世話だコノヤロー!

そう心の中で思いながらその親子の元に行きまして、


おお!すごいの捕まえたなー!それはかなりいいぞ!

本当?オジサン、このカブト虫、高い?

おうおうこれはかなりの大物だ、凄いぞこれは!と褒め称えました。


よかったな、これ売って妖怪のやつ買うか!

うん、何もないところにもお宝が見つかったね!


と、ボクにろくたら挨拶もなくそそくさと車に乗って、

遠くに消え行くヘッドライトを見ながらボクは、

それはカブト虫じゃなくて、タガメっていうんだよ、

と、いまさらながら教えてあげたのでした。


こんなひねくれたボクですが、

来年からは地元のクワガタ番人になろうかと思います。、おわり。
 
08月16日(日)

『無音の風物詩』

今日でお盆も終わりです、

遠くから盆踊りの太鼓の音も聞こえてきました。




前に郵便局の局長さんと、夏の風物詩の話になりまして、

今ならラジオ体操の音も自重してるんですよとお話しましたら、

前にテレビで見たけれど、盆踊りも音無しでやってる地域もあるそうですよ、

と教えてもらいました。

なんでもイヤホンで音楽が流れてくるから踊るには問題ないと、

でも周りから見たらちょっとビックリする光景だと報道されていたそうです。

あら、そういう地域もあるんですか、とボクもビックリしたんですが、

色々そこぞこの事情があるのでしょう、

ボクはその事にとやかく言うつもりはありませんが、

そういえば数年前に似たような場に出くわしたのを思い出しました。


数年前の夏休みの初日、ボクはラジオ体操に行ったんですが、

あいにくの雨でして、でも一応行ってみるかなと出かけたんです。

ラジオ体操会場の公園に着きましたら、子どもらは誰もいません。

やはり雨で中止だったんですが、屋根付きのベンチがあるとことで、

人生のベテラン御婦人たち数人が体操をしていたんです。

ハナシを聞いてみましたら、

雨だけど一応来てみた御婦人たちのようで、

毎日の日課ですし、せっかく集まったからやっていきましょう、

たまたまラジオを持ち歩いていた方がいて、それでみんなでやっていたそうなんです。



ボクも仲間に入れてもらいましてね、一緒に体操をしていたんですが、

ラジオの電池が切れそうなのか、段々と心細い音になったんですね。

そしてついには消えてしまったんです。

ですがその御婦人たち、音など無くとも皆さんビッと揃って続けてまして、

最後の深呼吸までやり遂げて、最後は拍手で締めたんです。

※こちらでは体操が終わりましたらみんなで拍手をして締めるのです。

ボクはいやあ、流石だなあ!と後ろでただただ感心していたのでした。


でも一歩間違えたら、

御年配の方々が音も無いのにみんな同じ動きをして時折天を仰いでいる、

その様を後ろで怪しい男が見張っている、

あいつが操っているのか?新手の詐欺だぞ、あの男!

と思われても仕方ない光景ですよね、コレ。


こうして今年の夏も終わりに近づいて行くのでした、おわり。
 
08月15日(土)

『ボクらの時代のクワガタ採り特別ルール』

昨日の夜、実家にいたんですが、

いつの間にか家の前に明るい電灯があったので、

いないのがわかってても、昔を思い出してクワガタ採りに出かけました。


お盆時期、ボクらクワガタ少年の中でも特別ルールがありまして、

都会から来た奴らにはクワガタを譲ってあげよう、と。

この時期は里帰りなどで見知らぬ子どもらが増えてきますからね、

ボクらは近所の方々に頼まれるんですよ、

うちの孫たちが来たら一緒に遊んでね、と。


何も無い田舎ですからね、遊びと言っても特に何もありません。


ですから、クワガタ採りに誘うんです。

ボクらは気前よく、採ったクワガタを全部あげるんです。

みんなクワガタなんか触った事が無い都会育ちの子どもらでしたからね、

ボクらが、噛まれない捕まえ方、エサは何がいい、虫かごには何が必要かなど、

基本的な育て方を教えていたんですよね。

当時は3日くらいで300匹捕まえましたからね、

子どもらは喜んだけども、お母さんは引きつったでしょうね。


昨日、ボクは35年ぶりにクワガタ採りに行きました。


でも、やはりクワガタはいませんでした。

この電灯も、やはりLED、

見た目は田舎でも、虫らには都会なんでしょうね。


~44歳のクワガタ採り、おわり~
 
08月14日(金)

『実家にあった開かずの扉』

お盆で実家に帰ってきていまして、

改めて家の中をよくよく見てみましたら、

そういえば昔から開けた記憶のない、

何回思い返しても開いた所も見たことがない扉を見つけました。

よし、この際だ、数十年の封印を今まさにボクが解き放ちましょう!

でもネズミの巣になっていたら嫌だな、
いや今開けないと、もう絶対開けない気がする!

さあさあ、どうする、どうする、ど・う・する!キミならどうする!

とデンジマンの歌を歌いながら、思い切って開けてみました!



するとそこには、

やっと見つけてくれたか!と言わんばかりの奴らが、
今か今かと出番を待ち続けていたのでした。

皆様も久々に御実家に帰られた際には、
改めて家の中をまじまじと見て下さい。

今まで気にも留めていなかった所が急に気になり出し始めます。

気になったが最後、思い切って開けてみて下さい。

きっと長年住んでいた実家で、新たな発見をする事でしょう。


と言うのをブツブツ言いながら書いていましたら、

犬部屋から、何やってんだかなあって顔して
一部始終をずっと見られていたのでした、おわり。
 
08月14日(金)

『時代を越えてもイイものはイイ』

皆さんアラレちゃんって知ってますよね。


今日ですね、アラレちゃんのハナシになったんです。

ボクが子どもの頃に流行ったアラレちゃん、


それが今の子どもたちも大好きなんだよって教えてもらったんですよ。

いやあ、嬉しいですねえ。

鳥山明さんといえばドラゴンボールの方が有名になってしまいましたが、

ボクらの子どもの頃はアラレちゃんでしたよね。

今日色々ハナシしている時に、ボクもすっかり調子に乗ってしまいまして、

スッパマンがどうしたとか、ドラゴンボールにもペンギン村が出たとか色々ハナシしてたんですが、

どうやらお気に入りは、ニコチャン大王だったようで。

あのシーンを早く子どもらに見て欲しいと言ってたんですよね。

まさかそこに来るとは!

どんな反応だったか、是非楽しみにしています。

いや世代を超えて楽しめるっていうのは本当に名作ですよね。

それでは皆様、グッドバイ、グッドバイ、グッドバイバイ!
 
08月12日(水)

『ボクの友だちKP君の、本当にあった怖いハナシ ~ヘビの呪い~』

先日、ボクのともだちKP君がやってきました。


やあやあ嶋貫さん、その後いかがでしょうか。

おう、久しぶり!おかげさんでなんとか毎日忙しい思いしてるよ!

そうですか、それはなによりです。

ところで嶋貫さん、こないだの一件で僕の好感度も上がったでしょう。

え?ああ、いや、さほどでもないんだが。

いやいやそんな事は無いでしょう、今月もみなさん期待していることでしょう、

季節は夏ということもあって、僕の怖い話なんていかがだろうかと思い、

今日は馳せ参じた次第なんですよ。

今回は僕が体験した怖い体験談、「ヘビの呪い」をお話しましょう。


*ここからKP取材ノートに基いて、KP君の語り口調のまま書かせていただきます。


あれは十数年前、僕もまだ若かった頃の話です。


僕はこう見えても絵が得意でしてね、結構デザイン関係の事を頼まれるんですよ。

その日も僕の知り合いの方に絵を描いてほしいと頼まれたんですよ。

その方はガタイもよく身長も高い、一見強面に見えるけども

とても優しく、言葉を借りていったら心優しき大男なんです。


バイクが好きな方でして、時間を作っては遠くまでツーリングをしている方なんです。

その方がヘルメットを持ってきて、カッコイイ絵を描いて欲しいと来てくれたんです。


イメージは、今まさに襲い掛からんとしてるコブラ、

攻撃心丸出しの勇ましいコブラを、白いコブラを書いて欲しいと。


僕も熱意に応えねばなりませんからね、

色々デッサンを重ねた上、ついに完成したんですよ、
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今まさにかぶりついてこようとしている白いコブラを!

ヘルメットの頂点に牙をむいたコブラがとぐろを巻いて狙っている、

まさに僕の渾身の出来でしたよ。


依頼された方に連絡しましてね、

出来上がったヘルメットを見てもらったんです。

これは素晴らしい!とかなり喜んでもらえましたよ。

早速そのヘルメットをかぶって、これから北海道一周してくるよ、

と颯爽をバイクにまたがったんですよ。



その時でした、僕が異変に気付いたのは。



ただでさえいいガタイしているその方、

バイクに乗ったらさらに大きくなってしまい、

ヘルメットの頂点に描いたコブラの顔が見えなくなってしまったんです。

その姿はまるで
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ライダースーツを身に纏い、全て決まっているバイクに熟練した大男が、

真っ白な三段とぐろのウンコが描かれたヘルメットをかぶって乗っているという、

なんとも誰も近寄りがたい、誰もが見て見ぬ振りをするような、

まさに紙一重な姿になってしまったんです。


僕がそれに気付いた時すでに遅し、

その方はありがとうと感謝の気持ちを右手の親指を立てて表し、

声をかける間もなくそのまま北海道一周に旅立っていったのでした。




どうです嶋貫さん、これが僕の怖い体験、ヘビの呪いなのですよ。


いや、せっかくのヘビの姿が運悪く三段とぐろのウンコに見えたのはわかったよ、

でもこれのどこが呪いなんだい?


いやいや嶋貫さん、呪いってのは深いのもあれば浅いのもある、

人を呪わば穴二つというでしょう。

口こそ牙をむいていましたが、それが激しかったが為に

まさに下の穴から出てきたような姿になっていたという話なのです。

おっと、雨がチラチラ来ましたね、それでは嶋貫さん、今日はこれにて失敬。


そう言い残してKP君は颯爽と去っていったのでした。


なんかうまく言いくるめられたような、

なんとも煮え切らない今年の夏の空のような話でした、おわり。


*今回は実際にその時の様子をKP君に書いてもらいました。

それではまた次回の登場にご期待下さい。