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スマイル札幌店・店主の嶋貫です。

Author:スマイル札幌店・店主の嶋貫です。
昭和な時代を
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嶋貫智樹

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11月09日(水)

『とても優しいKP君 ~冬が来る前に~』

すっかり久々になってしまいましたが、

今回はボクの友だちKP君の紹介です。


気付けばもう季節は秋を通り越して冬と、

北海道は色々準備がありましてね、

特に車なんか冬タイヤじゃないと走れないんですよね。

IMG_3460.jpg

ボクは今年まだタイヤを用意してなくて、そのハナシを聞いたKP君が、

嶋貫さん、ならば僕が用意致しましょう、と言ってくれたんです。


しかしながらKP君も大変お忙しい立場でしてね、

そのうち雪が積もるわ荒れる予報だわと、そんな中、

今日ようやく来てくれたんですよ。


いやいや嶋貫さん、お待たせしてしまい申し訳ありません、

ようやくタイヤをお届けに上がりましたよ。

と言いながら、

IMG_3464.jpg

カボチャを出してきました。


おっと失礼、こちらは実家から持って来た坊ちゃんカボチャです。

よければどうぞ、お召し上がり下さい。

それはそうと、タイヤを交換するにもお時間が無いでしょう、

今日は色々道具を持ってきました、僕がタイヤを交換してさしあげますよ、

いえいえ御礼なんてとんでもない、いつもお世話になっていますからね、

今なら時間が少々あります、ちょいとお車をお借りしてもいいですかな?


そう言ってボクの車のカギを渡しましてね、

KP君一人でアパートの駐車場でのタイヤ交換はさすがに悪いと思い

店の前で二人で一緒にやりましょうと言う事になったんです。


KP君がわざわざボクのアパートに行って、車を乗り換えて、

店の前まで来てくれて、そこでタイヤを交換したんです。

いやしかしKP君の準備も万全ならば手際もイイ!

まるで

IMG_3457.jpg

F1のピットクルーの様だったんです。


KP君がボクに指示するも、ボクがおたおたしてる間に

あっと言う間のタイヤ交換が終わりましてね、

では嶋貫さんの愛車を戻してきますよ、と颯爽と立ち去ったんです。


あいつはなんてイイ奴なんだ、

ボクはいつもKP君の事をネタにしてしまっていたのが恥ずかしいわ、

イイ男ってのはこういう奴なんだろうなあ。


と外でタバコを吸っている間にKP君が道具を取りに戻ってきました。


ちょっとせめて何か御礼を、寒いから暖かいコーヒーでも、と言いましたら、

嶋貫さん、お気持ちだけで結構です、

いや大変申し訳ありません、僕も今立て込んでいましてね、

いつもの様にフレッシュなトークが今日は出来ないんです、

また改めて寄らせていただきますよ、では今日はこれにて失敬。


と道具を無造作に積み込み、お客様からの依頼の場へと向っていったのでした。


いやあいつなら昔っからそうだったよな、

責任感がもの凄く強いっていうか、困っている奴をほっとけないっていうか、

何も言わなかったが今回もボクの体調を気にしてくれていたんだな、

あいつ、本当に王子かもしらんな。




そう思い今日もそろそろ帰ろうかとポケットに手を入れたら、

あれ?カギがない?

店のカギもアパートのカギも車のカギも一緒についてたカギが無い!

あ!そうだ!KPから返してもらってなかった!


慌ててKP君に電話しました、でも出ない。

慌ててKP君にメールしました、でも返事が来ない。

あれ、俺どっかに落としたかな、

と不安になった時にKP君から電話がありました。


いや嶋貫さん申し訳ありません、まんまと僕のポケットにありました、

作業が終ったらお届けに上がります。


そうして数時間、またKP君から電話が来まして、

嶋貫さん、今どちらにいらっしゃいますかね?


いやカギ全部付いているから、どこもここも店から動けないんだけど。


今からただちにお返しに伺います、大変申し訳ありません。


そうして待つ事数十分、KP君が現れて、

大変失礼いたしました、すっかり忘れていましたよ、

でもどうやら僕の持って来たカボチャ、

IMG_3464.jpg

馬車になる前に間に合ったようですね、よかったよかった、

流石の貴族な僕も今日はしばしば疲れてしまいました、

近々また寄らせていただきます、今日はこれにて失敬。


と、いつ来るかも分からないもんだから早々と店のストーブを消して、

あまりに寒いから帰りは送ってもらおうと待ち構えていたボクを置いて、

速攻で立ち去って行ったのでした。


チラチラと雪が降る暗い空、ボクは、

あいつ、やはり王子じゃなくてKPだわ。

とブツブツ言いながら帰路についたのでした。


ーおわりー
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